柏ビレジ自主防災訓練が2024年11月17日、利根川氾濫を想定した初の洪水避難訓練として、6年ぶりに実施されました。
住民の関心は高く
田畑などの低地に造成された柏ビレジは水害に弱く、柏市のハザートマップでは利根川が氾濫すると最悪で5mの洪水が2週間続くとされています。
気候変動により世界各地で水害が相次ぐ中、住民の方々の関心は高く、日曜日の朝にもかかわらず、会場の柏ビレジ第4公園には50人近くにお集まりいただきました。柏市防災安全課からも視察を兼ねて職員2人に参加いただきました。
各家庭で避難の検討を
まず安田第4支部長が「この訓練を、どのタイミングでどこへ逃げるかを各家庭で考えるきっかけにしていただければ」とあいさつ。その後、訓練で避難先に設定した直線距離で約100m、標高は約10m高い大室こふん公園まで、最短距離の階段コースと車いすも使う迂回路の坂道コースに分かれて実際に避難しました。
参加者からは「街頭に高さの表示がほしい」「車いす単独では上がれない急坂もある」「冠水していると道路横断は不安」などの感想が寄せられました。
災害弱者対策
車いす避難を体験したシュピンドラー会長は「車いす初体験でしたが、独居老人や障害者らの災害弱者の避難を考える意味でも有効でした」と話しています。
同時に、各支部でも想定される避難ルートの点検が行われました。防災訓練と合わせ、報告書をまとめており、回覧板などでお手元に届くようにいたします。
当日はJCOMと柏市民新聞の取材があり、訓練の様子はJCOMのニュース番組「ジモトトピックス」で紹介されました。
なお、自治会ホームページの「防災体制について」のコーナーを一新し、日常の防災対策の要点や避難時の注意点を詳しく紹介しております。参考にしていただければ幸いです。